ガイドブックを閉じて見つけた「裏」ルート
今回の旅は、新幹線の「かもめ」を横目に、あえて各駅停車とバスを乗り継ぐスタイル。目的地は、誰かに教えたいような、でも秘密にしておきたいような、そんな場所。
大牟田市|炭鉱の記憶と「最高の湯」
かつて日本のエネルギーを支えた三池炭鉱の街。世界遺産もいいけれど、私の足は地元客で賑わう温泉へ。
【日帰り入浴:大牟田天然温泉 最高の湯】
- 日記: 観光客が少ない午前中を狙う。ヌルヌルとした独特の泉質は、まるで天然の化粧水。
- 料金: 大人 850円(土日祝 950円)
- 営業時間: 10:00~23:00
- 飲食店(併設): 施設内の食事処で「大牟田ラーメン」を。予算 1,000円以内。
佐賀市|恵比須様と「杏都」の隠れ家
佐賀市は「恵比須像」の数が日本一。地図を持たずに路地を歩き、恵比須様と目が合うたびにご利益を感じる。
【飲食店:和菓子処 杏都(あんと)】
- 日記: 昔話の世界に迷い込んだような外観。和菓子屋さんの奥で頂く「伊万里牛お重弁当」に感動。
- 予算: 約 1,600円(甘味・珈琲付き)
- 神社仏閣: 近くの「與止日女(よどひめ)神社」へ。川沿いの静かな境内は、佐賀の奥深さを物語る。
諫早市・島原|ハートの銀杏と水の都
長崎本線で諫早へ。そこから島原鉄道に揺られ、有明海の絶景を眺める。
【穴場:飯盛ふれあい会館の「ハートの銀杏」】
- 日記: 駐車場にポツンと立つ巨大なハート型の銀杏。12月初旬なら黄金色に輝く。
- 料金: 見学自由
- 島原の飲食店: 観光客向けの「具雑煮」もいいけれど、地元スーパーの惣菜コーナーで「がね揚げ」を買い、海を見ながら食べるのが贅沢。予算 500円。
長崎市|坂の上の「鍋冠山」と祈りの丘

長崎は「1000万ドルの夜景」で有名。稲佐山は大混雑だが、私は対岸の山へ。
【絶景:鍋冠山(なべかんやま)公園】
- 日記: 稲佐山より標高は低いけれど、その分、軍艦島が見えたり、大型客船が目の前に迫る大迫力のパノラマ。
- 料金: 無料(24時間入園可)
- 穴場施設:祈りの丘絵本美術館
- 日記: 大浦天主堂のすぐ近くなのに、一歩入ると別世界の静寂。1階のショップは無料で見られる。
- 入館料: 大人 600円 / 10:00~17:30
長崎市|旅の終着、隠れ家ホステル
【宿泊施設:リノベーション系ゲストハウス(思案橋周辺)】
- 日記: 豪華ホテルではないけれど、長崎の坂を活かした古い家屋を改装した宿。
- 料金: 1泊 4,000円〜6,500円
- 飲食店: 銅座(どうざ)の路地裏にある、カウンター5席のみの「長崎おでん」の店。あご出汁が染みる。予算 2,500円。
移動の記録:今回の主なルート
- JR大牟田駅 ➡ JR佐賀駅
- JR鹿児島本線・長崎本線:約1時間(950円)
- JR佐賀駅 ➡ JR諫早駅
- JR長崎本線(普通):約1時間30分(1,310円)
- 諫早駅 ➡ 島原駅
- 島原鉄道:約1時間15分(1,460円)
- 諫早駅 ➡ 長崎駅
- JR長崎本線(快速シーサイドライナー):約30分(480円)
【あとがき】 ガイドブックの「必見」マークを追いかけるのをやめた途端、西九州の本当の優しさが見えてきた気がする。
