国内・韓国・中国への船旅を徹底ガイド
- 九州・四国だけじゃない!釜山・上海へも船で行ける大阪港
- まずは3つのターミナルを覚えよう
- 公共交通機関でもマイカーでも便利!出発前に楽しめる大阪ベイエリアの過ごし方
- まず知っておきたい!大阪港のフェリー乗り場
- 北九州・四国方面への旅ならこちら
- 北九州・新門司へ行く「名門大洋フェリー」
- 名門大洋フェリーの料金は?
- 大阪南港フェリーターミナルへ公共交通機関で行く
- 大阪南港フェリーターミナルへマイカーで行く
- ATCで食事・買い物
- 南港でおすすめの宿泊
- 九州・別府・鹿児島方面ならこちら
- 大阪から別府へ!さんふらわあ
- 大阪から鹿児島・志布志へ
- さんふらわあターミナルへ公共交通機関で行く
- さんふらわあターミナルへマイカーで行く
- さんふらわあ乗船前におすすめ!ATCで過ごす
- もう一つの大阪ベイエリア「天保山」へ足を延ばす
- 天保山で食事をするなら
- 天保山で宿泊するという選択肢
- 弁天町まで行けば「温泉」で時間調整もできる
- 大阪港から国内線のフェリー乗り場を比較
- どちらを選べばいい?
- フェリー旅行は「港に着いてから」も旅の一部
- 韓国・中国へ船で行くならここ!
- 大阪港国際フェリーターミナルの場所
- 国際フェリーターミナルへのアクセス
- 釜山旅行にフェリーを使うメリット
- 国際フェリーは国内フェリーと何が違う?
- 国際フェリーターミナルへ公共交通機関で行く
- マイカーで行く場合
- 国際フェリーに乗る前の時間つぶし
- シーサイドコスモで大阪湾を眺める
- ATCで食事・買い物
- 国際フェリー前に宿泊するなら
- 大阪港3つのフェリーターミナル比較
- まとめ|大阪港は「船旅の玄関口」
九州・四国だけじゃない!釜山・上海へも船で行ける大阪港
「大阪からフェリーに乗りたい!」
そう思って大阪港を検索すると、複数のフェリーターミナルが出てきて、「結局どこへ行けばいいの?」と迷ってしまうかもしれません。
実は大阪港周辺には、目的地の違うフェリーターミナルがあります。
この記事では、旅行者が利用しやすい3つのターミナルを、
- 大阪南港フェリーターミナル
- さんふらわあターミナル(大阪)
- 大阪港国際フェリーターミナル
に分けて紹介します。
国内旅行だけでなく、韓国・釜山、中国・上海への国際フェリー旅行まで含めて、大阪港からの船旅をまとめてみました。
まずは3つのターミナルを覚えよう
| ターミナル | 主な行き先 | 旅行のタイプ |
|---|---|---|
| 大阪南港フェリーターミナル | 北九州・新門司、愛媛・東予 | 九州・四国旅行 |
| さんふらわあターミナル(大阪) | 別府、志布志 | 大分・南九州旅行 |
| 大阪港国際フェリーターミナル | 釜山、上海 | 韓国・中国旅行 |
3つとも大阪市住之江区の南港・咲洲エリアにありますが、場所はそれぞれ違います。
特に国際フェリーターミナルは、国内フェリーターミナルとは別の場所なので注意しましょう。
公共交通機関でもマイカーでも便利!出発前に楽しめる大阪ベイエリアの過ごし方
大阪から九州や四国へフェリー旅行に出かけるとき、「大阪港へ行けばいいんでしょ?」と思っていると、意外な落とし穴があります。
大阪港周辺には複数のフェリーターミナルがあり、行き先によって乗り場が違うからです。

それぞれの場所、行き先、出航時間、料金、電車などの公共交通機関でのアクセス、マイカーでのアクセスを分かりやすく紹介。
さらに、「フェリーに乗るまで少し時間がある」という人のために、周辺の食事処、ホテル、観光スポットなど、待ち時間を有効に使える場所も紹介します。
※運賃・ダイヤは2026年10月時点の公式情報をもとにしています。フェリーは季節や曜日、繁忙期などで変更されるため、予約前には必ず各船会社の最新情報をご確認ください。
まず知っておきたい!大阪港のフェリー乗り場
大阪から長距離フェリーに乗る国内線は、2路線です。
| 乗り場 | 主な行き先 | 主な船会社 |
|---|---|---|
| 大阪南港フェリーターミナル | 北九州・新門司、愛媛・東予 | 名門大洋フェリー、オレンジフェリー |
| さんふらわあターミナル(大阪) | 大分・別府、鹿児島・志布志 | 商船三井さんふらわあ |
※どちらも大阪市住之江区の南港エリアにありますが、最寄り駅と場所が異なるので注意しましょう。
① 大阪南港フェリーターミナル
北九州・四国方面への旅ならこちら
所在地:大阪市住之江区南港南2丁目2-24
最寄り駅は、Osaka Metroニュートラム南港ポートタウン線の**「フェリーターミナル駅」**。
駅から徒歩約5分程度で、フェリーターミナルへアクセスできます。
ここから主に利用できるのが、
- 北九州・新門司港
- 愛媛・東予港
方面のフェリーです。
大阪南港フェリーターミナルには、名門大洋フェリーとオレンジフェリーが発着しています。大阪港振興協会によると、新門司航路は1日2便、東予航路は1日1便が設定されています。
北九州・新門司へ行く「名門大洋フェリー」
名門大洋フェリーの大阪南港~新門司港航路は、夜に大阪を出発して翌朝に九州へ到着する、いわゆる「夜行フェリー」です。
現在の基本ダイヤは、
1便:大阪南港17:00発 → 新門司港翌5:30着
2便:大阪南港19:50発 → 新門司港翌8:30着
となっています。

特におすすめなのが19:50発です。
仕事や学校を終えてから大阪南港へ向かいやすく、船内で夕食を楽しみ、風呂に入り、寝ている間に九州へ移動できます。
「移動時間そのものを旅にしたい」という人には、非常に使いやすい交通手段です。
名門大洋フェリーの料金は?
2026年10月の料金例では、客室によって料金が変わります。
エコノミーなら、
大人1名8,580円~12,210円程度
ツーリストなら、
9,900円~13,530円程度
など、期間によって変動します。
マイカーの場合は別途、自動車航送運賃が必要です。
例えば2026年10月の場合、
- 3m未満:17,820円~
- 3m以上4m未満:22,220円~
- 4m以上5m未満:26,620円~
- 5m以上6m未満:31,020円~
となっています。
なお、自動車航送運賃には運転者1名分のエコノミー運賃が含まれます。
マイカー旅行なら、現地でレンタカーを借りる必要がなく、自分の車で九州を自由に観光できるのが大きな魅力です。
愛媛・東予へ行く「オレンジフェリー」
大阪南港からは愛媛県の東予港へ向かうオレンジフェリーも利用できます。
大阪~東予航路は、瀬戸内海を夜間に航行するフェリーです。
東予港から愛媛県内を観光する旅行だけでなく、
- 松山
- 道後温泉
- 今治
- しまなみ海道
- 四国一周旅行
などの旅行にも便利です。
オレンジフェリーの2026年10~12月の運賃は、客室によって異なり、大人1名でおおむね7,700円台~23,800円台の設定があります。小人は大人運賃の半額です。
マイカー航送を組み合わせれば、「大阪から車ごと四国へ」という旅行プランも立てられます。
大阪南港フェリーターミナルへ公共交通機関で行く
公共交通機関なら、ニュートラムのフェリーターミナル駅が分かりやすいです。
大阪中心部からの場合、
梅田方面 → 本町 → Osaka Metro中央線 → コスモスクエア方面 → ニュートラム
というルートが基本になります。
名門大洋フェリーの案内では、フェリーターミナル駅から西梅田まで約45分、難波まで約35分、新大阪まで約55分の目安です。
荷物が多い場合は、乗船時間に余裕を持って移動しましょう。
名門大洋フェリーでは徒歩乗船の場合、原則として出航30分前までの到着が目安です。車両の場合は60分前、期間によっては90分前が目安となります。
大阪南港フェリーターミナルへマイカーで行く
マイカーの場合は阪神高速などを利用して南港方面へ向かいます。
フェリーターミナルには周辺駐車場があり、ターミナル案内では約50台の駐車スペースについて、
最初の120分200円、以降60分ごと100円、当日最大500円
という料金案内があります。2日目からは500円が加算されます。
ただし、フェリーに車を載せる場合は「港の駐車場に車を置く」のではなく、車両としてフェリーへ乗船させる手続きを行います。
そのため、車検証など必要書類を忘れないようにしましょう。
大阪南港周辺で時間をつぶすなら?
フェリーの出航まで少し時間があるなら、南港エリアは意外と楽しめます。
ATCで食事・買い物
南港の定番スポットが**ATC(アジア太平洋トレードセンター)**です。
ニュートラム「トレードセンター前駅」直結で、飲食店やショップが集まっています。
レストランは基本的に11:00~22:00、ショップは11:00~20:00が目安です。

「フェリーに乗る前に夕食を済ませたい」という場合にも便利。
大阪らしい食事を楽しんでから港へ向かうことができます。
南港でおすすめの宿泊
フェリー出発が遅い時間の場合、港周辺で前泊するのもおすすめです。
南港エリアには、
- グランドプリンスホテル大阪ベイ
- ホテルフクラシア大阪ベイ
- クインテッサホテル The Collection 大阪ベイ
- さきしまコスモタワーホテル
などの宿泊施設があります。
特に遠方から車で大阪南港へ向かう場合は、前日に大阪入りしておくと安心です。
② さんふらわあターミナル(大阪)
九州・別府・鹿児島方面ならこちら
もう一つの重要なフェリー乗り場が、**さんふらわあターミナル(大阪)**です。
所在地は、
大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC ITM棟2階
です。
最寄り駅はニュートラムの**「トレードセンター前駅」**。
駅から徒歩約3分でアクセスできます。
ここから、
- 大分・別府
- 鹿児島・志布志
方面へ向かう商船三井さんふらわあのフェリーが出航しています。
大阪から別府へ!さんふらわあ
大阪~別府航路は、温泉旅行との相性が抜群です。
2026年の基本ダイヤでは、
日~木曜日
大阪19:05発 → 別府翌6:55着
金・土曜日
大阪20:05発 → 別府翌7:55着
となっています。
夕方に大阪を出発し、瀬戸内海を航行。
翌朝には別府へ到着するため、
「寝ている間に九州へ移動する」
という旅行ができます。
到着した朝から、
- 別府温泉
- 地獄めぐり
- 湯布院
- 阿蘇
- 大分グルメ
などを楽しめます。
別府航路の料金
2026年10~12月の基準運賃は、
大人1名:15,390円~22,700円
となっています。
乗用車の場合、
4m未満:36,990円~48,490円
5~6m未満:39,490円~50,990円
が基本料金です。
WEB割引などが設定される場合もあるため、予約時には通常運賃だけでなく割引プランもチェックしたいところです。
大阪から鹿児島・志布志へ
「九州を車でじっくり旅行したい」という人に人気なのが、志布志航路です。
2026年の大阪~志布志航路は曜日によって出航時間が異なり、
- 月~木:17:55発
- 金:17:55発
- 土:18:30発
- 日:17:00発
などのダイヤとなっています。
翌朝には鹿児島県の志布志港へ到着。
鹿児島市内だけでなく、
- 桜島
- 霧島
- 宮崎
- 都井岬
- 日南海岸
- 指宿
など、南九州をマイカーで巡る旅行に向いています。
志布志航路の料金
2026年10~12月の基準運賃は、
大人1名:20,550円~29,880円
乗用車4m未満では、
47,610円~61,110円
となっています。
車の長さや旅行時期によって料金が大きく変わるので、家族旅行などでは「人数+車」の合計額で比較するのがおすすめです。
さんふらわあターミナルへ公共交通機関で行く
公共交通機関なら、ニュートラムの
「トレードセンター前駅」
を目指します。
駅からさんふらわあターミナルまでは徒歩約3分。
同じエリアにATCがあるため、乗船前の食事や買い物にも便利です。

さんふらわあの乗船手続きは、徒歩の場合は通常60分前、マイカー・バイクの場合も通常60分前、繁忙期は90分前が目安です。
出航30分前を過ぎると乗船できない場合があるので、「駅から近いからギリギリで大丈夫」と考えないほうが安心です。
さんふらわあターミナルへマイカーで行く
マイカーなら阪神高速などを利用して南港方面へ。
ATC周辺には駐車場があるため、フェリー出航までの時間にATCで食事や買い物をするプランも組みやすくなっています。
特に遠方から来る場合、
「昼過ぎに大阪到着 → ATCで昼食 → 南港を散策 → 夕食 → フェリー乗船」
という流れにすると、待ち時間を無駄にしません。
さんふらわあ乗船前におすすめ!ATCで過ごす
さんふらわあターミナルの近くにはATCがあります。
レストラン、ショップ、イベントなどがあり、フェリー待ちには非常に使いやすいスポットです。
また、ATC内には商船三井ミュージアム「ふねしる」もあります。
船旅の前に船について学ぶ、というのも面白い過ごし方です。
もう一つの大阪ベイエリア「天保山」へ足を延ばす
時間に余裕があるなら、南港から天保山方面へ移動するのもおすすめです。
天保山には大阪を代表する観光スポット、
海遊館
があります。
現在の海遊館は日によって営業時間・料金が変わるため、訪問日の公式情報を確認する必要があります。
海遊館だけでなく、
- 天保山マーケットプレース
- 天保山大観覧車
- サンタマリア
- 大阪港周辺の海辺散策
なども楽しめます。
「フェリーの出航まで3~5時間ある」という場合には、かなり有力な時間つぶし候補です。
天保山で食事をするなら
天保山周辺には気軽な食事からちょっと贅沢な食事まで選択肢があります。
例えば大阪赤レンガ倉庫周辺では、
大阪赤レンガ シーフードフレンチ LA VIE1923
や、
AKARENGA STEAK HOUSE
など、雰囲気のある食事を楽しめる店もあります。
一方、リーズナブルに食べたい場合は、
かどや食堂
のような定食店も候補になります。
天保山で宿泊するという選択肢
フェリーに乗る前ではなく、
「大阪に前泊して翌日フェリーに乗る」
という旅程もおすすめです。
天保山・大阪港周辺には、
- ゲストハウスやどまる
- 大阪港浮絵ホテル
- 今昔荘 大阪 天保山
などがあります。
また、少し離れた弁天町まで広げると、ホテルの選択肢がさらに増えます。
弁天町まで行けば「温泉」で時間調整もできる
大阪港エリアで「食事だけでは時間が余る」という場合は、弁天町方面へ足を延ばす方法もあります。
おすすめなのが、
空庭温泉 OSAKA BAY TOWER
です。

温泉に入って食事をして、ゆっくり休憩してからフェリーへ向かう、という使い方ができます。
フェリー旅行は長時間の移動になるので、出航前に温泉でリラックスしておくのもおすすめです。
大阪港から国内線のフェリー乗り場を比較
2つの乗り場を簡単に比較してみましょう。
| 比較項目 | 大阪南港フェリーターミナル | さんふらわあターミナル |
|---|---|---|
| 場所 | 住之江区南港南 | 住之江区南港北 |
| 最寄り駅 | フェリーターミナル駅 | トレードセンター前駅 |
| 主な行き先 | 新門司・東予 | 別府・志布志 |
| 九州旅行 | ◎ | ◎ |
| 四国旅行 | ◎ | ― |
| マイカー旅行 | ◎ | ◎ |
| 公共交通 | ◎ | ◎ |
| 出航前の食事 | ○ | ◎ |
| 買い物・時間調整 | ○ | ◎ |
| 天保山観光との組み合わせ | ○ | ◎ |
どちらを選べばいい?
目的別に考えると簡単です。
北九州・門司・福岡方面
→ 大阪南港フェリーターミナル
愛媛・しまなみ海道方面
→ 大阪南港フェリーターミナル
別府・大分・湯布院方面
→ さんふらわあターミナル
鹿児島・宮崎・南九州方面
→ さんふらわあターミナル
車で九州を自由に回りたい
→ さんふらわあ、名門大洋フェリーともにおすすめ
フェリー旅行は「港に着いてから」も旅の一部
大阪港のフェリー旅行で大切なのは、単に「乗船時間に間に合うように港へ行く」ことではありません。
大阪南港周辺にはATCやコスモスクエア、さんふらわあターミナル周辺にはATC、少し足を延ばせば天保山・海遊館・弁天町などがあります。
そのため、
「フェリーに乗る前の大阪観光」
として計画すると、旅がぐっと充実します。
例えば、
家族旅行なら
海遊館 → 天保山で食事 → フェリー
カップル旅行なら
ATC → 南港の夕景 → 夕食 → さんふらわあ
マイカー旅行なら
大阪へ早めに到着 → 南港観光 → フェリーへ車を積み込み → 船内泊
シニア旅行なら
ホテル前泊 → ゆっくり昼食 → 温泉 → フェリー
という組み方もできます。
③ 大阪港国際フェリーターミナル
韓国・中国へ船で行くならここ!
大阪港国際フェリーターミナルは、海外へ向かう国際定期フェリーの乗船拠点です。
大阪市の最新情報によると、現在大阪港からは、
- 大阪~釜山
- 大阪~上海
の外航定期フェリーが運航されています。
「大阪から韓国へ飛行機ではなく船で行ってみたい」
「上海までゆっくり船旅を楽しみたい」
という人にとって、面白い選択肢です。
大阪港国際フェリーターミナルの場所
所在地は、
大阪市住之江区南港北1丁目20-52
です。
大阪南港フェリーターミナルや、さんふらわあターミナルとは場所が異なります。
ここは特に、
「南港のフェリーターミナルだから、どこでも同じ」
と考えないことが重要です。
予約した船会社から送られてきた乗船案内で、ターミナル名と住所を必ず確認しましょう。
国際フェリーターミナルへのアクセス
最寄り駅は、
Osaka Metro中央線・コスモスクエア駅
です。
大阪港振興協会によると、コスモスクエア駅から国際フェリーターミナルまでは、駅前から無料の巡回路線バスを利用して「国際フェリー前」まで約5分。
徒歩の場合は約15分が目安です。
※大きなスーツケースを持っている場合は、徒歩だけで移動するよりも、巡回バスの利用を検討したいところです。
大阪~釜山「パンスターミラクル」
大阪港国際フェリーターミナルから韓国・釜山へ向かうのが、
パンスターミラクル
です。
運航会社はサンスターライン。
大阪~釜山航路は、現在週3便が設定されています。大阪市の情報では、2025年4月13日から「パンスターミラクル」が就航しています。
船の総トン数は約22,000トン。
大阪から瀬戸内海を通り、韓国・釜山へ向かう国際船旅です。
釜山旅行にフェリーを使うメリット
飛行機なら大阪から釜山まで短時間で移動できます。
それに対してフェリーは時間がかかります。
では、なぜフェリーを選ぶのでしょうか?

その理由は、
「移動時間そのものを旅行として楽しめる」
からです。
船内では客室で休んだり、海を眺めたりしながら移動できます。
飛行機とは違い、車や大型荷物を含めた旅行スタイルを考えやすいのもフェリーの魅力です。
また、
大阪の夜 → 船旅 → 韓国・釜山
という旅程そのものが、飛行機とは違った思い出になります。
大阪~上海「鍳真号」
中国・上海方面へ向かうのが、
鍳真号(がんじんごう)
です。
運航会社は日中国際フェリー株式会社。
大阪市によると、総トン数は19,948トンで、現在は隔週1便の運航です。
上海までのフェリー旅行は、飛行機とはまったく違う旅になります。
船でゆっくり東シナ海方面へ向かうため、
「移動も含めて海外旅行を楽しみたい」
という人には魅力的な選択肢です。
※ただし運航日が限られているため、上海旅行を計画する際には、航空便と同じ感覚ではなく、船の運航日に合わせて旅行日程を組む必要があります。
国際フェリーは国内フェリーと何が違う?
国内フェリーとの大きな違いは、当然ながら国境を越えることです。
国内フェリーなら、
「乗船券を購入して、時間までに乗船」
という感覚ですが、国際航路では、
- パスポート
- 出入国手続き
- 税関
- 検疫など
- 乗船手続き
が関係してきます。
そのため、
「出航時刻の直前にターミナルへ行けばいい」
とは考えないほうが安全です。
具体的な集合時間、必要書類、出入国手続きについては、予約した船会社の最新案内を必ず確認しましょう。
国際フェリーターミナルへ公共交通機関で行く
おすすめは、
大阪メトロ中央線 → コスモスクエア駅
です。
コスモスクエア駅から、
無料巡回バス → 国際フェリー前
というアクセスが分かりやすいでしょう。
徒歩の場合は約15分です。
大きなスーツケースがある場合、特に夏の暑い日や雨の日はバス利用が便利です。
マイカーで行く場合
マイカーなら、南港・咲洲方面を目指します。
大阪市中心部からは中央大通方面を経由して南港方面へ向かうルートが基本。
阪神高速を利用する場合は湾岸線方面から南港エリアへアクセスできます。
ただし、国際フェリーに車を積載できるか、車両航送が可能かどうかは国内フェリーとは別に確認が必要です。
国際航路では「自分の車で韓国・中国へ行く」という国内フェリーと同じ感覚では考えないほうがよいでしょう。
※車を利用する旅行者は、予約時に車両航送の可否、必要書類、入国後の車両利用条件などを必ず確認してください。
国際フェリーに乗る前の時間つぶし
国際フェリーターミナルの周辺は、観光地が集中する繁華街ではありません。
そこでおすすめなのが、
コスモスクエア~ATCエリア
です。
シーサイドコスモで大阪湾を眺める
コスモスクエア周辺には海沿いの散策スポットがあります。

船に乗る前に、
大阪湾を眺めながら散歩する
という過ごし方もおすすめです。
これから船旅に出発する人にとっては、まさに旅のスタート地点。
写真撮影にも向いています。
ATCで食事・買い物
コスモスクエアからニュートラムで移動すれば、**ATC(アジア太平洋トレードセンター)**があります。
レストラン、ショップ、カフェなどが集まっているため、国際フェリーの出航まで時間があるときに利用しやすい施設です。
例えば、
・海の見えるcafe&dining goo-note
のようなカフェで海を眺めながら休憩する方法もあります。
「早めに南港へ着いてしまったけれど、まだ乗船時間までかなりある」という場合には、ATCを時間調整場所として覚えておくと便利です。
国際フェリー前に宿泊するなら
遠方から大阪へ来る場合は、前泊もおすすめです。
南港周辺には、
・グランドプリンスホテル大阪ベイ
・ホテルフクラシア大阪ベイ
などがあります。
さらに、
・クインテッサホテル The Collection 大阪ベイも南港エリアの宿泊候補です。
翌朝の国際フェリーに乗る場合は、前日のうちに大阪入りしておけば、交通機関の遅延などによる乗船時間への影響を減らせます。
国際フェリーと国内フェリーを組み合わせる旅行も面白い
大阪港周辺のフェリーの魅力は、国内旅行だけではありません。
例えば、
パターン1
大阪 → 釜山
↓
韓国旅行
↓
飛行機で帰国
という定番プラン。
また、
パターン2
大阪 → 釜山
↓
釜山・慶州を観光
↓
日本へ戻る
という船旅中心の旅行もできます。
さらに国内フェリーと組み合わせ、
パターン3
大阪 → 別府
↓
九州観光
↓
大阪へ戻る
という旅行も可能。
大阪港を起点にすると、
「船で国内旅行」及び「船で海外旅行」
の両方を楽しめます。
大阪港3つのフェリーターミナル比較
ここまで紹介した3つをまとめてみましょう。
| 項目 | 大阪南港フェリーターミナル | さんふらわあターミナル | 大阪港国際フェリーターミナル |
|---|---|---|---|
| 主な行き先 | 新門司・東予 | 別府・志布志 | 釜山・上海 |
| 国内・海外 | 国内 | 国内 | 海外 |
| 最寄り駅 | フェリーターミナル駅 | トレードセンター前駅 | コスモスクエア駅 |
| 主な目的 | 九州・四国旅行 | 九州旅行 | 韓国・中国旅行 |
| マイカー | 国内フェリーとして利用 | 国内フェリーとして利用 | 条件を要確認 |
| 周辺施設 | 南港・ATCなど | ATC | コスモスクエア・ATC |
| 前泊 | ○ | ○ | ○ |
「大阪港」という名前だけで判断しないことが大切

大阪港のフェリー旅行で一番注意したいのが、
「大阪港に行けば、どのフェリーにも乗れる」わけではない
ということです。
例えば、
新門司へ行く人
→ 大阪南港フェリーターミナル
別府へ行く人
→ さんふらわあターミナル
釜山へ行く人
→ 大阪港国際フェリーターミナル
上海へ行く人
→ 大阪港国際フェリーターミナル
というように、行き先によって乗船場所が変わります。
※特に国際フェリーの場合は、パスポートなどの必要書類もあるため、国内フェリー以上に余裕を持って行動することが大切です。
まとめ|大阪港は「船旅の玄関口」
大阪港は、単に九州へ向かうフェリー乗り場ではありません。
北九州、四国、別府、鹿児島といった国内旅行から、
韓国・釜山、中国・上海
まで、船で旅行できる国際的な港です。
大阪港周辺にはATC、コスモスクエア、シーサイドコスモなど、乗船前に立ち寄れる場所もあります。
遠方から来るならホテルに前泊し、昼間は大阪ベイエリアを観光して、夕方からフェリーに乗るという旅行プランもおすすめです。
そして何より、
「飛行機で目的地へ行く」のではなく、「船に乗るところから旅行を始める」
というのがフェリー旅行の魅力。
大阪港を出発点に、九州・四国だけでなく、
釜山・上海への船旅にも挑戦してみてはいかがでしょうか。
