歴史と文化が息づく町並みや、絶景の海岸線を堪能する旅はいかがでしょうか。今回は、ガイドブックには載っていないような、ちょっとディープなスポットを中心に、下関から松江までを巡るモデルコースをご紹介します。
下関:歴史と海を感じる港町
本州の最西端に位置する下関。フグ料理が有名ですが、それだけではありません。
- 住吉神社: 全国に2,000社以上ある住吉神社の始源とされ、日本三大住吉の一つに数えられます。特に、本殿は国宝に指定されており、荘厳な雰囲気に包まれています。ガイドブックにはあまり載っていませんが、静かに参拝したい方にはおすすめのパワースポットです。
- 馬関街(ばかんがい): 唐戸市場に隣接する市場。新鮮な魚介類はもちろん、地元の野菜や加工品も手に入ります。市場の喧騒を楽しみながら、食べ歩きをするのがおすすめです。早朝から賑わっているので、朝食に訪れるのもいいでしょう。
萩:城下町をそぞろ歩き
城下町の風情が色濃く残る萩市。幕末の志士たちが駆け抜けた道を歩けば、歴史ロマンを感じられます。
- 菊ヶ浜: 萩城跡から歩いてすぐのところにある海岸です。日本の夕陽百選にも選ばれている絶景スポット。夏には海水浴客で賑わいますが、オフシーズンは静かで、美しい夕日を独り占めできます。
- 明倫学舎: 江戸時代の藩校の建物を利用した観光施設です。当時の教室や資料が展示されており、歴史を学ぶことができます。また、カフェやレストランも併設されているので、休憩がてら立ち寄るのも良いでしょう。
津和野:山間に佇む小京都
島根県に入り、山間の小さな町、津和野へ。鯉が泳ぐ水路や白壁の町並みが美しい「山陰の小京都」と呼ばれています。
- 太皷谷稲成神社: 日本五大稲荷の一つに数えられる神社です。山の中腹にあるため、車でのアクセスが便利ですが、参道に並ぶ朱色の鳥居をくぐりながら歩いて登るのもおすすめです。鳥居が連なる光景は圧巻で、写真映えもします。
- 津和野温泉: 旅の疲れを癒すなら、温泉へ。日帰り入浴が可能な施設もいくつかあります。地元の人たちが利用する共同浴場は、旅の思い出をより深くしてくれることでしょう。
松江:水の都で歴史と絶景を楽しむ
宍道湖や中海に囲まれた水の都、松江。国宝・松江城を中心に、見どころがたくさんあります。
- 松江フォーゲルパーク: 宍道湖の北岸にある花と鳥のテーマパークです。巨大な温室には、ベゴニアやフクシアなど色とりどりの花が咲き誇り、園内を自由に歩くペンギンやフクロウ、タカなどに会うことができます。
- 千鳥湯: 松江城の近くにある、地元の人に愛される銭湯です。レトロな雰囲気が漂う建物で、旅の途中に気軽に立ち寄ることができます。熱いお湯が旅の疲れをじんわりと癒してくれます。
- お食事処「京橋庵」: 宍道湖のほとりにある、地元食材を使った料理が楽しめるお店です。特に、しじみを使った料理は絶品。観光客だけでなく、地元の人にも人気のお店です。
まとめ
今回ご紹介したスポットは、ごく一部ですが、ガイドブックには載っていない、地元ならではの魅力を感じられる場所ばかりです。ぜひ、自分だけの特別な旅の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。